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Blog 2016年9月
コルドバのメスキータ
スペインのコルドバという街に「メスキータ」という
キリスト教とイスラム教が同居する珍しい建物がある。
この建物の広い内部には何本もの柱が立ち並んでおり、
赤と白の2重のアーチがさらに強い印象を与えている。
![2img_1620.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/2img_1620-thumb-640xauto-1052.jpg)
柱に使われている石はローマ時代の遺構も多く、
あるスペースではいろいろなデザインの石柱が混在している。
柱頭や柱脚のデザインだけでなく、
太さも違ったりする。
同じデザインの柱で構成されたスペースもあるが、
どちらが魅力ある空間かと言えば、
やっぱり混在している空間のほうが、
ずば抜けて魅力を増している。
一見同じようなデザインの柱に見えるが、
デザインや太さがよーく見ると違っているという程度が
実にいい味を出している。
この微妙な差異が奥行きに深みを与えている。
どうしても赤と白のアーチに目が行ってしまうが、
この空間の魅力には、
この微妙な差異が働いているのを、
今日手にした本の写真を見ながら気づかされた。
ちぇっ、むかーし観に行ったとき、
もっと気にして見ておけばよかった。。。
キリスト教とイスラム教が同居する珍しい建物がある。
この建物の広い内部には何本もの柱が立ち並んでおり、
赤と白の2重のアーチがさらに強い印象を与えている。
![2img_1620.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/2img_1620-thumb-640xauto-1052.jpg)
柱に使われている石はローマ時代の遺構も多く、
あるスペースではいろいろなデザインの石柱が混在している。
柱頭や柱脚のデザインだけでなく、
太さも違ったりする。
同じデザインの柱で構成されたスペースもあるが、
どちらが魅力ある空間かと言えば、
やっぱり混在している空間のほうが、
ずば抜けて魅力を増している。
一見同じようなデザインの柱に見えるが、
デザインや太さがよーく見ると違っているという程度が
実にいい味を出している。
この微妙な差異が奥行きに深みを与えている。
どうしても赤と白のアーチに目が行ってしまうが、
この空間の魅力には、
この微妙な差異が働いているのを、
今日手にした本の写真を見ながら気づかされた。
ちぇっ、むかーし観に行ったとき、
もっと気にして見ておけばよかった。。。
(伊達剛建築設計事務所)
2016年9月27日 22:36
モノと心
モノには、それを使っているだけで幸せとか、
そばにあるだけで気持ちがいいとか、
そういう特殊な感情が流れる時があると思う。
特に工業製品ではなく手作りのモノにそういうことを感じる。
作っている人の思いが伝わるからなのか、
機能的な配慮がそう思わせるのか・・・、
理由はよくわからない。
よくわからないけれど、
できるだけそういうモノを使いたい。
そういうモノがひとつでも身近にあるだけで、
ほんの少し、心が豊かになっている気がする。
できれば家もそのひとつでありたいと思う。
そばにあるだけで気持ちがいいとか、
そういう特殊な感情が流れる時があると思う。
特に工業製品ではなく手作りのモノにそういうことを感じる。
作っている人の思いが伝わるからなのか、
機能的な配慮がそう思わせるのか・・・、
理由はよくわからない。
よくわからないけれど、
できるだけそういうモノを使いたい。
そういうモノがひとつでも身近にあるだけで、
ほんの少し、心が豊かになっている気がする。
できれば家もそのひとつでありたいと思う。
(伊達剛建築設計事務所)
2016年9月20日 22:53
名古屋 八勝館
先月末、以前から一度訪れてみたいと思っていた場所にようやく行くことができた。
堀口捨己設計の『八勝館』。
![IMG_4089.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4089-thumb-640xauto-1046.jpg)
名古屋にある1925年創業の高級料亭で、
1950年に堀口捨己により昭和天皇の御宿泊所として「御幸の間」が増築され、
その後、「残月」、「桜の間」、「菊の間」などが増築されている。
全体が迷路のように広がっていて、
廊下を歩いているだけでもいくつもの空間の変化があって面白い。
実際に見てみると、やっぱりいい。
最近、この時代の建物をたくさん見る機会が多い。
その中でも、この建物は落ち着いた空間でありながらも、
随所に遊びがあって、見どころがたくさんである。
庭も驚くほどきれいで、心地よい散策である。
![IMG_4365.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4365-thumb-autox853-1048.jpg)
庭園内には昭和初期に滋賀県甲賀郡より移築されたという400年ほど前の建物もあり、
内部に漂うゆったりした時間に、心洗われる感じである。
![IMG_4319.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4319-thumb-640xauto-1050.jpg)
せっかく名古屋まで来たので、
レーモンド設計の神言神学院、谷口吉生設計の豊田市美術館にも行ってみた。
![IMG_4020.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4020-thumb-640xauto-1040.jpg)
![IMG_4410.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4410-thumb-640xauto-1042.jpg)
![IMG_4428.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4428-thumb-640xauto-1044.jpg)
建築って、考えるのは苦痛だったりするけど、
見るのはやっぱり楽しいね。
堀口捨己設計の『八勝館』。
![IMG_4089.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4089-thumb-640xauto-1046.jpg)
名古屋にある1925年創業の高級料亭で、
1950年に堀口捨己により昭和天皇の御宿泊所として「御幸の間」が増築され、
その後、「残月」、「桜の間」、「菊の間」などが増築されている。
全体が迷路のように広がっていて、
廊下を歩いているだけでもいくつもの空間の変化があって面白い。
実際に見てみると、やっぱりいい。
最近、この時代の建物をたくさん見る機会が多い。
その中でも、この建物は落ち着いた空間でありながらも、
随所に遊びがあって、見どころがたくさんである。
庭も驚くほどきれいで、心地よい散策である。
![IMG_4365.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4365-thumb-autox853-1048.jpg)
庭園内には昭和初期に滋賀県甲賀郡より移築されたという400年ほど前の建物もあり、
内部に漂うゆったりした時間に、心洗われる感じである。
![IMG_4319.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4319-thumb-640xauto-1050.jpg)
せっかく名古屋まで来たので、
レーモンド設計の神言神学院、谷口吉生設計の豊田市美術館にも行ってみた。
![IMG_4020.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4020-thumb-640xauto-1040.jpg)
![IMG_4410.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4410-thumb-640xauto-1042.jpg)
![IMG_4428.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4428-thumb-640xauto-1044.jpg)
建築って、考えるのは苦痛だったりするけど、
見るのはやっぱり楽しいね。
(伊達剛建築設計事務所)
2016年9月13日 13:45
「三保松原学」文化講座
三保松原をいろいろな視点で深く掘り下げていく文化講座。
今年も9月24日からスタートします。
全12回ですが、参加可能な日だけの参加もOKです。
応募の締切は20日なので、まだまだ申込大丈夫です。
今年も9月24日からスタートします。
全12回ですが、参加可能な日だけの参加もOKです。
応募の締切は20日なので、まだまだ申込大丈夫です。
![20160910015443-208d07c2baa58bacca6b7938861e84547add7118.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/20160910015443-208d07c2baa58bacca6b7938861e84547add7118-thumb-autox881-1034.jpg)
![20160910015551-ae273c80e1a80b5b97f1023d3bfafc8a9ca4fb63.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/20160910015551-ae273c80e1a80b5b97f1023d3bfafc8a9ca4fb63-thumb-autox881-1038.jpg)
チラシに記載されたスケジュールとは少々の変更がありまして、
1回目の講座は東海大学の李銀姫先生(海洋科学)になります。
場所は予定通りの東海大学です。
東海大学ということで、1回目は一般聴講も可能となりました。
たくさんの方に話を聞いてもらえると嬉しいです。
お時間のある方、是非是非足を運び、三保の魅力を再確認してください。
ちなみに2回目も一般聴講可能です。
語部や伝統行事が少なくなってしまったり、
おじいちゃんやおばあちゃんから昔話や民話を聞いたりすることが減ってしまった現代において、
その土地の物語や過去からの知識知恵は、講座という形でしか次に渡せないのかもしれない。
だけど、どんな形であれ、「知る」というのは楽しいものです。
「知る」ともっと知りたくなります。
不思議が増えます。
謎が増えます。
そして「好き」になります。
いろいろなイベントで楽しくやるのもいいですが、
一緒に「知る」ことを楽しんでみませんか?
今日は富士山の頭が雲の上にちょっとだけ見えていました。
三保松原からは海抜10mからの富士山が見えます。
![IMG_4559.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/IMG_4559-thumb-autox853-1032.jpg)
文化講座とは別で、11月5日にはシンポジウムも開催されます。
こちらも是非どうぞ。
![20160910015259-11ab1f9dd7ce3b9b3fb03c71a9576788d1350dff.jpg](http://www.date-archi.com/blog/assets_c/2016/09/20160910015259-11ab1f9dd7ce3b9b3fb03c71a9576788d1350dff-thumb-autox881-1030.jpg)
(伊達剛建築設計事務所)
2016年9月10日 01:40
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