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Blog 建築: 2016年10月

久保田一竹美術館

山梨県河口湖の近くにある久保田一竹美術館。

前々から一度行ってみたいなぁと思っていた場所の一つである。

先日、よし行こう!と思い立ち行ってきました。

見たかったのは久保田一竹の「辻が花染」。

「辻が花染」自体がどんなものなのかも理解していないのだが、

雑誌で紹介されているのを見て、

あーきれいだなぁとその細かなデザインに強く魅かれ、

一度実際に見てみたいと思っていたのでした。

実物は想像以上に細かく、そして迫力があり、

出来上がるまでの手間の重みが強い美しさを生み出していました。

建物も魅力的で、特に本館の太いヒバの木の架構に圧倒されてしまいました。

応接室として使われていたという部屋からは、

庭が目の前に広がりとても良い雰囲気。

庭も散策できて、心地よい時間が流れていました。

入口の門から本館までのアプローチもわくわくするような感じで楽しかったです。

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新館はまるでガウディのグエル公園。

ここまで似せると潔さを感じます。

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その後、山梨県立富士山世界遺産センターにも寄ってみました。

シンプルで清潔感あってさわやかな展示がとてもよかったです。

光でいろいろな表情を見せる富士山のディスプレイもきれいでした。

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展示の見せ方に工夫があって、いろいろ勉強になります。

今度はもう少し時間の余裕をもって見に来たいと思います。

AuthaGraph

AuthaGraphという新しい世界地図がある。

小学校か中学校のとき、メルカトル図法やモルワイデ図法、正距方位図法なんてのを学んだ。

そして、世界地図は、面積や方位、距離すべてを一つの図で正確に表すことはできないと教えられた。

だから目的に合った世界地図を選択しなければならないと・・・。

そんなのは嘘だった。

この新しい世界地図 「AuthaGraph」 は、それらをすべてクリアしてしまっているのだ。

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しかも、面積や距離や方位にゆがみがないから、

地図を無限につなげることもできる。

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とてもおもしろい世界地図である。

この世界地図が今年の GOODDESIGN賞 の対象候補に挙げられていて、

ネットでもちょっと話題になっている。



これを考え出したのは鳴川肇さん。

大学時代の同じ研究室の先輩であり、いろいろお世話になった人である。

こんなすごい世界地図を考えた人と、

ほんの一時期でも一緒の時間を過ごせたことがすごくうれしい。

大賞採れることを願ってます!

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