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コルドバのメスキータ

スペインのコルドバという街に「メスキータ」という

キリスト教とイスラム教が同居する珍しい建物がある。

この建物の広い内部には何本もの柱が立ち並んでおり、

赤と白の2重のアーチがさらに強い印象を与えている。

2img_1620.jpg

柱に使われている石はローマ時代の遺構も多く、

あるスペースではいろいろなデザインの石柱が混在している。

柱頭や柱脚のデザインだけでなく、

太さも違ったりする。

同じデザインの柱で構成されたスペースもあるが、

どちらが魅力ある空間かと言えば、

やっぱり混在している空間のほうが、

ずば抜けて魅力を増している。

一見同じようなデザインの柱に見えるが、

デザインや太さがよーく見ると違っているという程度が

実にいい味を出している。

この微妙な差異が奥行きに深みを与えている。

どうしても赤と白のアーチに目が行ってしまうが、

この空間の魅力には、

この微妙な差異が働いているのを、

今日手にした本の写真を見ながら気づかされた。





ちぇっ、むかーし観に行ったとき、

もっと気にして見ておけばよかった。。。

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